ピラティスとヨガは「最終目的」が違います

健康的で充実した毎日を送る為に、ジムや運動・習い事をする方が増えています。男性ではマシンでのウエイトトレーニングや走りこみが人気ですが、特に女性に人気なのが「ピラティス」や「ヨガ」で習い事に通ったり自分で試してみる方が増えています。とてもよく似ているこの2つ、一体どこがどう異なるのでしょうか。

ヨガとは?

ヨガはヨーガと言われ元々は古来より宗教的な行いとして生まれました、歴史はとんでもなく古いのです。心と体を鍛え上げ、苦悩から悟りへとというのが本来の目的ですが、日本の現在では解釈が異なります。

姿勢や動作を変化させ心の安定を得るという目標がほとんどです。感情や迷いをコントロールして落ち着かせたり、欲求や身体の異常を安定させるなど精神的なコントロールを磨くことに重きが置かれています。

呼吸法で脳に酸素を送り、生きていくうえでの元気の源を形成します。運動不足な方や、冷え性な方、むくみの改善、ストレスを抱えている方、リラックスを求めている方にヨガが合っていると言われています。

ヨガの種類も増えてきており、自分を見つめなおすセラピーとしての医療系や、温めることで代謝をアップさせたり、大量に汗をかくことでデトックス効果を出す「ホットヨガ」も人気です。汗をかくという事はダイエット効果があったり、痩せることにも繋がりやすいのです。血行を良くしたり姿勢を正すことで、むくみや肩こり解消・便秘にも役立つことがあります。

ピラティスとは?

ピラティスはヨガと似ている部分はあるかもしれませんが、歴史は浅く20世紀前半に開発されたエクササイズと言われています。

マットや機械を利用して筋肉を鍛えていくのがピラティスで、より運動量が多くなります。運動量が多くなるという事は、腹筋を鍛えたりダイエットがしやすくなり、筋肉量を上げることで代謝量が上がるのです。

そして筋肉の他に体の歪みを治す為に姿勢をよくする、そうすることで肩こりや腰痛を解消に向かわせることも期待できます。そして体をほぐすことで怪我を防止することが出来たり、血流が良くなって冷え性の改善も期待できます。

ピラティスとヨガの違いとは?

ピラティスはヨガの流れも汲んでいるため、どちらも姿勢や代謝をよくする点は似ています。しかし最終的な目的が異なっています。

ヨガは精神的なリラックスや、心のケアに重点を置かれています。まさに現代人にぴったりな心の健康法です。そしてピラティスは、体作りのダイエットや姿勢を正したりと体全体の改善に重きを置いています。

ただしヨガでも体作り重視のホットヨガもあれば、ピラティスでもヨガの流れを汲んだヨギラティスという種類も出ています。あくまで重きを置いている事が違うというだけで、似ている部分もたくさんあるのです。

どうやってピラティスやヨガを行うか

自宅で行う方法もあればジムやトレーニングセンター・運動施設で習い事として参加することも出来ます。DVDや教材で動画を見たり資格もあるくらい人気で、続けるにはどちらが適切かは自分の環境で考えましょう。

服装は動きやすくて身軽で汗がかけるもの、体を伸ばしたりひねったりするときに痛くならないように肩が動かしやすいものがオススメです。ジムでは見学も出来るのでインストラクターや施設との相性、お金と相談しましょう。