アナログとデジタルの見え方、どちらが見やすいと思いますか?

腕時計にアナログの針で動くタイプのものと、デジタル表示で見えるものがあります。駅の電光掲示板の時計と、アナログタイプの時計も2種類あります。目覚まし時計にもアナログとデジタル表示があります。これらはどちらが視認性が良いのでしょうか。そういえば自動車の速度メーターも、いつの間にかアナログからデジタルになってきました。

アナログとは?

写真のように針で動いている時計をアナログ時計と呼びます。他にもレコードやカメラのフィルムもアナログと呼ばれています。音や映像に味が出るというか、より自然体で表現されます。

直感としてはアナログが捉えやすいといわれ、自動車のメーターに古くからアナログの針式が搭載されてきました。最近では軽自動車を中心にデジタルが数多く設置されていますが、アナログも多くの車種に採用されています。

しかしアナログは劣化がしやすく、音や写真なら毎回同じ表現をするのが難しいとされています。それはノイズが入りやすかったり、痛みやすいからです。修復する際もデジタルとは異なり、1つ1つ手間がかかり個体別に違った修復方法が必要になる場合があります。

デジタルとは?

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写真のように電気で表示されている時計をデジタル時計と呼びます。他にもCDやDVD、写真のデジタルデータ・デジカメで撮った写真などがデジタルと呼ばれます。

0と1のデジタル信号として表現されるので、長期的な受信や送信が可能でノイズが入りにくい設計になっていますのでパソコンと相性が良いのです。画像データや音も複製がしやすいですが、再現性に置いては0か1の表現の為、細かく表せません。最近は高性能な機械が使われていますので、昔より再現性は格段に高くなってきました。

アナログとデジタル表示、どちらが見やすいのか?

明るいところと暗いところで見ると、その違いがすぐに分かります。

【アナログ】
明るい場所で見ると見やすく、暗い場所では何も見えません。昼間なら良いですが、夜になるとライトか何かで照らす必要があります。

【デジタル】
明るい場所では若干見にくいですが見えます(光が液晶に反射するため)、暗い場所ではバックライトが付いている事がほとんどで難なく見ることが出来ます。昼間では使えないことも無いが、夜こそ力を発揮してくれます。

ですので、明るいときはアナログで暗いときはデジタルは見えやすいといえます。しかし最近ではアナログ時計にもバックライトが付き、デジタル時計にも反射防止をし見えやすくしたりアナログを同時に設置するなど対策がされていますので、その場合はまた異なった見え方になるでしょう。