クーラーつけて!エアコンつけて!どちらが正しい?

夏が近づいてくると気温が上がってきます。熱中症や熱射病などもおきますし、水分を常に取らなければいけません。その際にクーラーをつけて涼もうというのが日本人の行動として多いのではないでしょうか。しかしエアコンをつけて!とも聞かれます。似ているようで全く異なるこの2つの言葉、どこに違いがあるのでしょうか。

クーラーとはそもそも何?

クーラーとは空調設備の事を指す言葉ですが、冷房だけを指すことをクーラーと言います。暖房を指す言葉としてクーラーは使われないので、夏にしか使われない言葉として「クーラー」が使われるのです。

使い方の例としては「エアコンが壊れて倒れそう・・・」「暑いからエアコンをオンにして!」といった感じです。

エアコンとはそもそも何?

ではエアコンとはどういったものなのでしょうか。エアーコンディショナーの略だとは知っていても説明するのは、中々難しいです。

こちらも同じ空調設備ですが、冷房だけでなく暖房や除湿を行えるものということです。プリンターに置き換えれば分かりやすいのではないでしょうか。プリンターだけなのがクーラーで、ファックスもコピーも出来る複合機タイプなのがエアコンとなります。

空調設備の複合機とはよく言われたもので、基本的にはクーラーを購入するより、夏も冬もどちらでも対応できるようにエアコンを購入するのが一般的です。どちらか購入するときに選べる時代は、クーラーのほうが使える用途が限られているため安かったというのもあります。

身近にあるもので覚えよう

クーラーボックスという釣りに行ったときに、魚を冷やして保管する箱があります。それは氷を入れて冷やすことだけを目的としたものです。魚を温めてしまうと腐ってしまうので、冷やすことしかありません、ですので「クーラー」ボックスと言われるのです。

価格比較サイトや楽天市場やヤフーショッピング・アマゾンなどでもクーラーとエアコンは同じカテゴリにまとめられている事が多く、夏場に限って言えばどちらの言葉を使っても問題は無いでしょう。今や安い家電製品でも冷暖房完備のエアコンを購入することができます。昔はクーラー自体が無かったため、出始めがクーラーでその次にエアコンが出たことから、年配者にはクーラーのほうが認知度は高いかもしれませんね。

進化しているエアコン

最近では人感センサーを搭載し、人がどこに座っているかなどで適切な風量と向きを調節してくれるものも出ています。省エネ効果を謳っているものや面倒なフィルターを自動的に洗浄してくれるものまで、部屋が広くてもパワフルでいて省電力そんなエアコンが求められています。