お正月に行くのは「お寺」それとも「神社」?どこに違いがあるのか

元旦お正月へお参りに行きました、それはお寺であったり神社であったりと様々存在します。日本では昔からあったのが神社で、後から入ってきたのがお寺ですが、どこがどう違うのでしょうか。

お寺は仏教で外から日本へ入ってきたもの?

お寺は、仏教の中でも多くいる仏様をお祀りしており、その傍で仏教を信仰する者達(お坊さん)が生活して精進していく場所です。仏様は全てを見通す存在なので、参拝に来た人々がお賽銭を入れる時、神社の様に鈴を鳴らす必要はありませ。

日本のお寺ではお墓、つまり墓地を管理している場所も多く、檀家と呼ばれる信者を抱えています。日本では四天王寺や法隆寺が最も古いとされています。

神社は日本古来よりあるもの?

神社は、その名の通り神様が住むところです。神主さんや巫女さんは、お寺のお坊さんとは違い神様の側でお世話をさせていただいている、という立場になるので、お坊さんのように神社で修行を積んでいるというわけではありません。

日本では数十万とも呼ばれる多くの神社があり、内容も様々です。神社だとハッキリとわかるのが鳥居です。これは神域への入口を示すものとされています。伏見稲荷大社の千本鳥居なんかは有名で、道を埋め尽くすほどの鳥居の道があります。

参道・狛犬・本殿・神殿というキーワードが出れば神社です。先祖や偉人、土地の神など様々なものを祭っているのが神社なのです。

初詣にいくのは「お寺」「神社」どちら?

本来は初詣は「神社」で除夜の鐘は「お寺」とされています。しかし現在ではどちらも兼ねているようなところもあり、特に明治時代以降は区別がつきにくくなりました。

ですのでどちらへ行くのも「正解」であり、両方へ行っても「問題なし」となっています。ただ前述したように、日本で古いのは神社であり、合格祈願・安全祈願・幸せ祈るという意味では神頼みという意味合いで「神社」にいく場合が多いようです。

どちらも行くか行かないかは考え方次第

仏教はインド、中国と伝来してきた宗教なので、日本に入って来た宗教だと言えます。神道は日本が拓かれた時からある宗教で、日本発祥の宗教です。歴代の天皇が祀られているのは神社で、日本ではより歴史が長いのはお寺ではなく神社ということになります。

自分達の信仰が何なのか、逆にどちらにも行かないという方も日本にはたくさんいます。カトリックやイスラムという宗教もありますし、考えも異なります。自分の家や自分がどう考えたいかで訪れるところは違うのです。