電話をかけるときは、自宅の電話や会社の電話、携帯電話やIP電話など発信先は異なります。発信先が異なるという事は電話代も異なるわけですが、どこからどこまでの番号を入れるかは地域によって異なります。
電話番号の振り分け方について
携帯電話の場合は090,080,070と頭文字が決まっています。自宅や会社の固定電話でも頭文字は決まっています。固定電話の頭文字が市外局番として使われています。
市外局番とは?
東京なら03-から始まる番号で、大阪なら06-から始まる番号が市外局番です。全ての地域に必ず0をつける必要があります。この「0」は、国内開放番号と呼ばれており日本国内に電話をするという意味です。
01が北海道・青森県・秋田県・岩手県
02が宮城県・山形県・福島県
03が東京都23区
04が埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
05が山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県
06が大阪府
07が富山県・石川県・福井県・京都府・奈良県・和歌山県
08が中国・四国
09が九州・沖縄県
おおまかに分けるとこのようになっており、一部の地域で隣の県の番号だったり特殊な設定をされている地域もあります。
大きくは先頭が2桁ですが、例えば神奈川県横浜市など046から始まる3桁もあり、福岡県は092から始まったりと都市部以外では3桁で大部分が占められています。
中には神奈川県小田原市のように、0465などから始まる4桁も例外的に存在します。
ちなみにフリーダイヤルの0120から始まる番号は、全国どこからかけても無料で0570などのナビダイヤルも、どこからかけても電話代金が決まっています。この通話は○秒ごとに○円の通話料金がかかります、と繋がる前にアナウンスがあります。
市内局番とは?
例えば大阪の場合は06から始まりますが、かけたい番号が同じ06地域番号の場合があります。同じ大阪市内から電話をする際は、06-1234-XXXXにかけたい場合があるとします。そうすると06を抜いて、1234-XXXXとコールするだけで繋がります。
地元の商店街やお店など、主に地方や田舎では市外局番を抜いて店の看板に掲示している場合が多くあります。もちろん地元の人向けに、少しでも手間が減らせて覚えてもらいやすい番号として市外局番を抜いているのです。
日本の国際番号とは?
日本の国際番号というものがあり、「81」という数字があります。これは日本以外の国から国際電話をかける際に使われます。81と先頭につけることによって、これは日本への電話ですよ、と判断してもらうためです。
81を押すと通常は同じ市内ではないため、市外局番から入力すると思われがちです。しかし実際は最初の「0」は抜いて電話する必要があります。
06-1234-XXXXの場合で考えてみると、81-6-1234-XXXXとなります。
素朴な疑問、同じ市内で市外局番からかけるとどうなるか?
同じ市内同士なら市外局番を抜いても電話ができ、市内局番料金が適用されます。では、同じ市内にもかかわらず、市外局番を入れるとどうなるのでしょうか。
答えは、電話代は同じということです。交換機を伝って発信されていきますが、行き着く先は結局同じ市内になります。つまり同じ市内の場合は、市外局番は入れても入れなくても構わないという事です。
基本的には市外局番で
ここで注意が必要なのは、同じ市内かどうか分からない場合です。地域によってはじめてきた場所などでは、番号を入れると異なる人にかかる場合があります。隣の市の1234-XXXXさんにかかるという意味です。
隣の市に入ったのを知らずに市内局番でかけてしまう、基本的には市外局番を使うとこういった間違い電話は起きなくなります。最近の若い方は市外局番という言葉すら知らないという方もいます、市内局番だけでアナウンスすると電話番号の桁数が足りないと困惑するそうで、同じ市内だから大丈夫と伝える必要があるのだとか。