用途で言い方が異なる「香水」と「フレグランス」どこにつけるかの違い

匂いは人間の鼻を刺激し、良い印象を与えたり悪い印象を与えもします。レディース用、メンズ用の香水やフレグランスは有名ブランドやそれ以外もたくさん販売されており、人気ランキングで売れ筋の商品を買う方も多いでしょう。ではこれらの明確な違いを聞かれると考え込んでしまう方も多いのではないでしょうか、それぞれの特徴を説明します。

どちらも香りを指す言葉

香水とフレグランスはどちらも香り、匂いを指す言葉です。洗濯をした後の衣服が良い香りがするのも気持ちよいものですし、綺麗なお姉さんやカッコイイお兄さんから良い香りがすると、ますます魅力的に感じます。

香水とフレグランスは明確に仕様用途が分かれており、化粧品や薬事法が絡んでくるので取扱には気をつけなければなりません。特にヤフオクやメルカリなどオークションで販売する際は、物によっては「化粧品製造販売業」の許可が必要な場合があります。

香水とは人に使うもの

香水とは主に「人体」に使用して、その人の元々の体臭を隠したり自分や相手が好みの香りをまとったりする、「装いのためのもの」です。法的には「化粧品の扱い」となり、薬事法によって管理されているのが特徴です。

香料をエタノールで希釈して、その濃度によってパルファム・オードパルファム・オードトワレ・オーデコロン等に分類されます。ただし日本では分類に関する規制がないので、化粧品会社の独自の裁量で分けられ、区別されることもあります。香りの系統には様々な種類があり、フローラル、シプレ、オリエンタル、シトラスなどが有名でしょう。

ブランドでは「ブルガリ」「クロエ」「ディオール」「シャネル」といったブランドが人気です。男ウケが良いものやフェロモン効果が期待されるものなど、効くかどうかは分かりませんが用途別にも販売されています。

フレグランスとは物に使うもの

フレグランスとは香水の意味で使われることもありますが、香水との明確な違いは香水自体を含めた香り製品全般ということであり、芳香そのものを指すことでもあります。

香水以外は薬事法の管轄外となることがあり、その場合は雑貨として扱われています。ようするに体に直接つけることを想定しているのか、そうでないのかで「化粧品」「雑貨」に判別されるのです。

製品としては、「ルームフレグランス」「カーフレグランス」といった室内に香りを満たすものや、香り付きの「ボディパウダー」「アロマ石鹸」など体に使用して香りを楽しむものなどがあります。

エッセンシャルオイルとアロマオイルの違いについて

他の匂いとして知っておいて損が無いのは、上記の2種類です。エッセンシャルオイルは「精油」とも書き、植物や樹脂や種子から抽出した天然成分で作られる芳香素材です。アロマオイルは、植物成分以外にも合成香料なども使用されている製品です。

これらを販売する際も薬事法・薬機法などに十分注意する必要があり、許可が必要な場合があるのでオークション等で販売する際は十分勉強する必要があります。