先進国で何て言う?「こんにちは」と挨拶をするときに使う言葉

日本でも海外でも最も大事なことは「挨拶」です。「こんにちは」が言えれば、話をする準備が整います。アメリカやイギリスでは英語でHello(ハロー)やHi(ハァイ)が一般的ですが、他の国の言葉となるとあまり馴染みがありません。世界でよく使われる経済先進国と言われる国では、どのような言葉になっているのでしょうか。

中国後で「こんにちは」

中国大陸最大の中華人民共和国は歴史も古く、中国語人口は世界で最も使われる言語です。

中国語で「こんにちは」は「ニーハオ」です。厳密に言うと中国では北京語と広東語が存在します。北京語で「こんにちは」は「ニーハオ」、広東語で「こんにちは」は「ネイホウ」と発音します。

ちなみに似た言葉として、他にはこのような言葉があります。「ニーハオ」で間違いは無いのですが、もう少し丁寧に目上の方への挨拶とする場合は「ニンハオ」と発音します。

みんなの前で挨拶をする時は、もう少し違う言い方をします。「ニーハオ」はどちらかというと対象が1人ですので、複数の前で挨拶をする時は「ダージャーハオ」と発音します。転校してきて最初の挨拶をするときや、仕事で担当の方たちに初めて顔合わせする際に使います。

韓国語で「こんにちは」

朝鮮半島にある大韓民国ではどんな言い方をするのでしょうか。韓国ドラマや近隣という事で知っている方も多いでしょう。

韓国語で「こんにちは」は「アンニョンハセヨ」もしくは「アンニョンハシムニカ」と発音します。前者が丁寧ですが少しフランク気味で、後者が目上の方に使う言葉になります。

しかし初めての方への挨拶では少し言い方が異なります。はじめましてという場合は「チョウム ペプケッスムニダ」や「チョウム ペプケッソヨ」と発音します。前者は少し堅苦しいくらいの「初めてお目にかかります」という言い回しです。後者は普通の丁寧な「初めまして」です。

ロシア語で「こんにちは」

資本主義国家のロシア連邦です、プーチンさんでお馴染みの国です。

ロシア語で「こんにちは」は「ズドラーストヴィチェ」と発音します。朝でも昼でも夜でもマルチに使えるのがこの言葉です。

もう少し時間別に使い分けたい場合は、この3つが使えます。日本語での「おはよう」は「ドブラエ ウートラ」、「こんにちは」は「ドーブリ ジェニィー」、「こんばんは」は「ドブリィ ヴェーチェル」と発音します。

友達など親しい間柄や、一緒に住んでいるような家族には「プリヴェット」と発音します。「やぁ」「どうも」という意味です。

フランス語で「こんにちは」

西ヨーロッパのフランス共和国ではどのような発音をするのでしょうか。誰でも知っている言葉がありますよね。

フランス語で「こんにちは」は「ボンジュール」「ボンソワ―」です。こんにちはという意味だけでなく、おはようございますという朝の挨拶でも使える言葉です。夜の「こんばんは」では「ボンソワール」を使います。

余談ですが英語で聞き取れない時は、「pardon?」パードゥン?を使いますが、フランス語でも「pardon?」が使えます、読み方はパルドン?と少しだけ異なります。

スペイン語で「こんにちは」

英語よりも話している方が多いのがスペイン語、と言われるくらいヨーロッパでは使われています。

スペイン語で「こんにちは」は「オラ」です。1日中時間を問わず使える言葉ですが、使い分けると以下のものが便利です。朝の「おはよう」は「ブエノス ディアス」、昼の「こんにちは」は「ブエナス タルデス」、夜の「こんばんは」は「ブエナス ノーチェス」と発音します。

スペイン語で最も有名な言葉は日本では「グラスィアス」「グラシアス」ではないでしょうか。何かをしてもらったときのお礼の言葉として「ありがとう」という意味になります。