「餃子の王将」と「大阪王将」は味の濃さが違うのが特徴です

関西ではお馴染みの中華料理のチェーン店「餃子の王将」と「大阪王将」ですが、メニューを見てみると味も値段も全く異なります。確かに同じ中華料理屋ですので「餃子」「焼き飯」「麻婆豆腐」など被っているものは多々ありますが、元々は同じ意思を受け継いでいました。なぜ両者が似ているチェーン店として認知されていったのでしょうか。

餃子の王将とは

京都府京都市に本社がある「王将フードサービス」が全国展開するのが「餃子の王将」です。テレビCMでもお馴染みで、看板メニューの餃子を中心に様々な中華料理を扱っています。

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大阪王将とは

東京都港区に本社がある「イートアンド株式会社」が大阪府を中心に地方でも展開するチェーン店が「大阪王将」です。同じ関西に強いお店で名前が似ているのが特徴です。

この会社、他にはラーメンの「よってこや」や、トマトの「太陽のトマト麺」、パンとコーヒーを扱った「コートロザリアン」、中華料理の「厨花」、イタリア料理の「コシニール」などフード事業を数多く展開しています。

お互いの王将は「のれんわけ」したようなもの

餃子の王将の創業者の親類が「餃子の王将」として開始し「大阪王将」として独立したのがきっかけで「大阪王将」は生まれました。当初は名前の問題で訴訟問題に発展しましたが和解しています。このことから、王将の本家は「餃子の王将」ということになります。

味と価格が異なる

「餃子の王将」の低価格路線に対して、「大阪王将」はワンランク上の店舗や味をイメージしており、少し価格帯が高くなっています。コンセプトも異なるため、客層も異なります。全体的に老若男女問わず無難な味の「餃子の王将」に対して、手の込んだ味付けに凝っていて味の濃い価格が少し上の「大阪王将」と違いが出ています。

どっちがおいしいかと問われれば、完全に個人の趣味によります。どちらも平均以上の美味しさの為、日本人の舌に合っているのは間違いないでしょう。