ウインナーとソーセージの違いは、ほんの僅かな差

食卓に並んでいる、またはお弁当に入っている物で子供が好きなのはと聞かれたら「ウインナー」や「ソーセージ」という答えが返ってくるくらい人気の両者。魚肉ソーセージなんていうのもスーパーで売っていて、手軽に食べることが出来ます。お弁当以外にもキャベツや卵とも良く合い、冷凍のものも人気です。似ているようで異なるこの違い、どこが異なるのでしょうか。

実はどちらもソーセージ

スーパーで「ウインナー」と「ソーセージ」が売っていて、両方とも買い物カゴに入れてみます。よく考えるとどっちがどう違うのか、気になったことがある方もいるのではないでしょうか。

実はこの「ウインナー」というものは、ソーセージの1種なのです。つまり、大まかに言えば、どちらもソーセージとなります。では、もう少し掘り下げてみていきましょう。

ソーセージとは?

動物の腸に肉等を詰めた物を、全般にソーセージ(英語でsausage)といいます。燻製や保存食として使用されることも多く、鳥などの挽肉をケーシング(腸)と言われるものに充填し作られます。

製品の太さで名前に違いが生まれる

ソーセージの中で、フランクフルト・ボロニアと呼ばれる種類があります。これは基本的には同じものですが、太さによって呼ばれ方が変わってくるのです。

太い順にボロニアソーセージ(英語でbologna )>フランクフルトソーセージ(英語でfrankfurter)>ウインナーソーセージとなります。

このことから、ウインナーはフランクフルトより小さいソーセージの事を指すという事が分かります。

ソーセージにどうしてこのような種類の違いがあるのでしょうか。それは使う動物の腸によって、元々は呼び方を変えていた為です。ウインナーは羊の腸フランクフルトは豚の腸ボロニアは牛の腸を使って作られていました。腸の太さが違うという事は、体の大きさが違うという事と比例するので、このような太さの違いが生まれたのです。

現在はソーセージの需要が以前よりも高まっています。その為、腸の生産量が追いつきません。ではどういった対策を取っているのかというと、、コラーゲンでつくられた人工のケーシング(腸)と呼ばれる袋に入れて、ソーセージが作られています。

人工のケーシングを使う場合ですが、単純な太さのみで種類を分類して、同じように太さが20mm未満のものを「ウインナー」と呼び、20~36mmのものを「フランクフルト」と呼び、36mm超のものを「ボロニア」と呼びます。スーパーでこれらの商品を見かけた際は「太さ」がどれくらい違うのか、その点に注目して見てはいかがでしょうか。