子供が生まれてから小学校に行くまでの間に、保育をしてもらうのですが似ているようで異なるこの2つの園、どこがどう異なるのでしょうか。
また、先生の資格や扱いも異なります。子供がいる親にとってこの違いははっきり理解しておき、来るべきときに備えましょう。
保育園の主な特徴
厚生労働省が管轄する保育園(保育所とも言う)ですが、入園できる年齢は0歳からとなっています。これは親の代わりに面倒を見ることも出来るからであり、入園の条件には両親が面倒を見ることが出来ない状況か、というのが考慮されます。
保育園は生活を預かる場所ですので、給食つまり食の確保は必須です。保育士の資格を持った方が保育に当たります。親は子供の食べ物の心配をしなくて済みます。
また先生側では、保育士の資格は比較的取得がしやすくなっています。それは幼稚園とは異なり、認可された学校で学ぶ必要が無いからです。
親が仕事や病気の為、子供を見ることが出来ない代わりに子供を保育する為の施設です。幼稚園とは異なり保育園では認可を得ていなくても可能なため、無認可保育園も数多く存在します。
幼稚園の主な特徴
文部科学省が管轄する幼稚園は、3歳から入れるようになっています。保育園とは異なり、1クラス35人までのクラス制です。入るための条件は年齢以外に特に必要がありません。
給食は特に必要なく任意で、お弁当を持参することも可能です。保育を担当するには幼稚園教諭の免許が必要で一種と二種が存在します。
資格は保育園より難しくなっており、幼稚園の資格があれば保育士の資格を取るときに一部が免除されます。
幼稚園は小学校の手前として、心と体を発達させるための学校なのです。勉強などの学ぶことや成長を促すことを目的としています。
お受験は幼稚園
テレビやニュースでお受験という言葉が聞かれるのは「幼稚園」の方で、面接やテストなどがあり親も立ち会っての面接もあります。
幼稚園と保育園が合体?
少子高齢化の影響や業務の効率化など、お互いのよいところを併せ持った「認定こども園」という施設があります。保育にも学習にも力を入れて、待機児童問題や親と子の問題に柔軟に対応できるよう工夫されています。
保育所と保育園は違うのか?
小さくて狭い場所を「保育所」、規模が大きいところを「保育園」と名前を分ける場合があります。また公立では「保育所」、私立では「保育園」と呼んでいる場合もあり基本的には同じ施設と考えて問題ありません。
託児所とは?
似ている保育として託児所があります。これは会社の中にあったり、デパートや自動車屋にもあったり、両親がサービスを受けている最中に遊んでお世話をしてくれるというものです。基本的には使用している間だけや、その日だけという期間が限定されている場合がほとんどです。