フォーマルの礼服やビジネススーツにも種類があり、シングルスーツとダブルスーツがあります。ボタンも2つ付いているものと3つ付いているものがあり、それぞれ着こなしはどう異なるのでしょうか。どちらを着るべきか、どちらを買うべきか迷う方に説明します。
シングルスーツとは?
シングルのスーツとは、上記のようにボタンが縦1列についているということです。左右から真ん中に記事を寄せて真ん中のボタンで留めます。ビジネススーツの定番としてシングルが多くなっています。シングルとダブルをどちらを買えばいいか分からない場合は、とりあえずシングルで問題ありません。
ダブルスーツとは?
出典:AOKI
ダブルのスーツとは、ジャケットの前で止めるところが重なっていて、ボタンが縦の2列になっているという事です。ダブルブレステッドと言われ、昔からあるタイプです。6ツ釦の2ツ掛けや4ツ釦の1つ掛けと種類があります。
シングルよりは格が上と言われる印象が強く(実際は変わりません)、年配の方や特に西欧で好まれています。重厚感があり風格があるので着こなすのが難しいといわれており、若者も挑戦してみてはという方もいますが若いうちは中々難しいのが現状です。
昔の風習として葬式などでダブルは、重なる不幸という意味合いで毛嫌いされている方がいます。しかし年配の方で普段からダブルを着こなしている方も多いので判断は分かれるところです。
2つボタンのスーツ
2つボタンとはシングルスーツでいう縦に2つボタンがあることです。現在のスーツで主流ですが、冠婚葬祭で使いやすくスラっとした印象を与えてくれます。
2つボタンは基本的に下が飾りなので、上だけ1つボタンを留めるのが通常の着こなしです。
3つボタンのスーツ
2つボタンとはシングルスーツでいう縦に3つボタンがあることです。昔(10年以上前)流行したタイプで現在では少なくなっています。基本的には1番下以外の2つを留める方法が基本です。しかし中には真ん中だけ止める特殊なスーツも存在します。
スーツの着こなしが変わってきた
最近ではビジネスの現場でスーツというよりは、カジュアルなスーツスタイルが流行っています。ジャケットにパンツの固すぎない服装で、IT企業やベンチャー企業に多くあります。クールビズという言葉もあり、ラフな服装のスタイルが好まれています。
会社内ではラフなスタイル、外回りや営業ではビシっと決めていくのが通常です。無地のスーツやストライプの線があまり見えないものが良いとされていて、線が太いものやチェックのものは大事な商談では避けたほうが良いとされています。
結婚式でのスーツは礼服と言われる「ブラックスーツ」や「ダークスーツ」が一般的です。間違ってもネクタイで黒や中が派手なシャツは止めておきましょう。
シーンや場所でスーツの着方や種類は異なります。周りへ見られている配慮をし、大人のビジネスマンへと成長するには気を配って考える必要があります。