パスタ・ユッケ・チーズと生ハムの相性の良さは絶品で、おつまみとしても生ハムは人気です。食事に1つあるだけで雰囲気も変わりますし、サラダの乗せる食べ方もありレシピもたくさん出回っています。その中で「ハモンセラーノ」と「プロシュート」という種類があるのですが、どちらも生ハムということはわかりますが、どのような違いがあるのでしょうか。
ハモンセラーノとは
スペインの山岳地帯で作られる「生ハム」のことを「ハモンセラーノ」と呼びます。スペイン語で「ハモン」は「ハム」で、「セラーノ」は「山の」と言う意味です。
改良された白豚の後ろ足を塩漬けにして、気温が低く空気が乾燥した場所で長期間吊るします。そして最後に水分を抜くことで完成します。
スペイン産 ハモンセラーノスライス
レストランで見かける「ハモンセラーノ」ですが、家庭でも食べたい場合は販売されています。脂の甘さや塩気を大事にしており、コクの強さを求める方には良いかもしれません。薄くスライスされているタイプです。
プロシュートとは
イタリア語で「とても乾いたもの」と言う意味の「生ハム」を「プロシュート」と呼びます。イタリアで「プロシュート」と言えば、豚のもも肉ハム全般のことを指しますが、日本では「イタリア産の生ハム」の事だけをプロシュートと呼ぶようになっています。
作り方は豚のもも肉を気温が低い空気が乾燥した場所で長期間吊るします。そして最後に水分を抜くことで完成します。
プロシュートの切り落とし
家庭で食べられるプロシュートはこういったものです。黄色いメロンを使うといわゆる「生ハムメロン」になったり、黒胡椒とミントを添えるのも美味しそうです。
胡椒とオリーブオイルを使って、オリジナルサラダに添えるのもお店の雰囲気のようで面白いかもしれませんね。食卓が少しリッチになります。
ハモンセラーノとプロシュートの違いについて
最も異なる点は「スペイン」「イタリア」という産地の違いです。そしてハモンセラーノは皮を剥いで塩漬けにする事、プロシュートは皮をつけたまま塩漬けにする事、と言う違いがあるので、ハモンセラーノの方がより塩味が強い生ハムになるのです。