携帯電話や腕時計にもついているこの3つの機能ですが、急に聞かれると答えにくいものです。タイマー・アラーム・ストップウィッチは共に時間を計測するという共通点はありますが、どこがどう異なるのでしょうか。また似ている言葉との違いや特徴についても説明しています。
タイマーとは?
タイマーとは簡単に説明すると「カウントダウン」です。1時間とセットをすると、1時間から0分まで、カウント(数字)がダウン(下がる)していき、だんだんと0に近づいていきます。0になると1時間経過したので、音で知らせてくれるのです。
調理時間を計るのに最適な「キッチンタイマー」も同じようなもので、こちらは分刻み、秒刻みが出来る物がほとんどで、細かく設定できます。カップラーメンのように3分間と決まっているものを測る場合や、1時間以内に支度をしなければいけないなど、キーとなる時間が予め決まっている場合にタイマーが使われます。
アラームとは?
アラームとは「決まった時刻になったら知らせる」ことです。例えば朝の7時30分に起きるので、その時間になったら音で知らせてくれます。そうです、これは目覚まし時計に当たるのです。
似たような言葉にアラーム(alarm)とアラート(alert)があります。アラートとは警告や警報など、例えばパソコンで注意音や間違っているという合図の警告音のことを指します。他にもエラーが出たときのビープ音や、ATMやタッチパネルの操作で間違った場合にも音として出る場合が多いです。
Lアラートという言葉を聞いたことがありませんか?これは総務省が整えた災害情報共有システムのことです。テレビやラジオ、携帯電話やポータルサイト等を通じて該当する住民に、災害についての情報を伝えるもののことです。アラートにはこういう注意しなければならない情報が多い、ということを覚えておくと役に立つかもしれません。
ストップウォッチとは?
こちらはタイマーの逆です。タイマーがカウントダウン方式であるのに対して、ストップウォッチはカウントアップ方式です。体育の時間の50メートル走を思い浮かべれば分かりやすいですが、走り始めると数字が大きくなっていき、到着したら止めるという方式です。
最近のタイマーにもカウントアップが付いているものもありますが、基本的にタイマーはカウントダウン専用なのです。決められた時間を測りたい場合はタイマー・どこまでかかるか分からない場合を測りたい場合はストップウォッチを使いましょう。