「電流」と「電磁波」と「電波」の違いについて

インターネット回線や電話回線、携帯電話の波長など人々の周りには様々なものが飛び交っています。どういう役割をしているのか、どのような影響があるのか詳しく調べてみるとその違いが分かってきます。

電流とは?

電流」を説明する際に良く用いられるのが、水に例えることです。電流は水の量をあらわしていて、電流が多いほど流れてくる水の総量が多くなります。

よく似た言葉で「電圧」という言葉があります。電圧とは水に例えると水の高さと言われています。電圧が高ければ高いほど、水の高さは増していく、つまり津波のように強いパワーとなるのです。ポケモンで例えると、ピカチュウが10万ボルトや100万ボルトを使いますが、数字が高くなるにつれて威力が増していきます。電圧が高くなっていくという事です。

一般的なマンガンの乾電池は1.5ボルトです。アルカリの乾電池は1.4ボルトと若干少ないのですが、アルカリの方が値段も高く長持ちします。それは容量が2倍から3倍その中に入っているからです。

電磁波とは?

電磁波には様々な種類が存在します。光もそうですし、放射線もそうですし後述する電波もそうです。テレビやパソコンや携帯電話からも出ていますし、ラジオや送電線や自宅の電化製品からも出ています。

電気が流れるところには基本的に電磁波は存在します。電気と磁気の2つの性質を併せ持つものが電磁波なのです。磁気とは鉄や磁石などの、引き付ける力を持った性質の事を言います。

電波とは?

電波は空間を伝っていくもので、テレビやラジオ、GPSやリモコン、携帯電話などで使用されています。電磁波の中の情報を持っているタイプといえば分かりやすいかもしれません。

日本で言う電波は公共の財産です、総務省が管理していますので電波の割り当てには総務省に許諾を得る必要があります。ドコモやソフトバンク、AUといった通信業者も利用料を支払って使っているのです。

電磁波の人間への影響はあるのか?

あるという意見もあれば無いという意見もあります。結論は出ていないのですが、アメリカでは鉄塔から何百メートル以内は学校や民家は建設できないなど、規制があります。日本ではあまり規制は見かけませんが、気になる場合は鉄塔(電柱ではない)の近くにいないようにしましょう。

他にはイギリスでは勧告も出ているそうで、小さな子供に携帯電話の使用をさせないことです。生活をする上で、電波や電磁波などを使用しないのは不可能でもあります。白血病の発症にも影響が出るなどの研究データもありますが、結論には至っていません。よく分からないものにはあまり近づかず、利用を控えるようにすれば不安も解消されるのではないでしょうか。