新幹線と人間、スピードが速いのは人間の場合があります

出典:JR東日本

一般的に人間が歩くと時速4キロ、走ると16キロというスピードが出ています。それに比べて新幹線は700系で営業最高速度は時速285キロを計測しています。しかし人間はそれをも上回る速度を出すことが可能です。

国内の新幹線最高速度

日本で速い新幹線は、東北新幹線の320キロです。将来のリニアモーターカーは500キロ以上出るというので、作られれば新幹線を越えるスピードを誇れますが、現実的な鉄道網の速度は新幹線が最速と言えます。

日本で速い乗り物はどれだ

最も速いと言われている乗り物は、飛行機ではないでしょうか。日本の旅客機は800キロから900キロくらいと言われています。

音の速さは一秒間に約三四〇メートル、つまり音は時速に直すと約一二〇〇キロメートルで波のように広がっていることになります。一方、旅客機の速度は時速約九〇〇キロメートル。まさに自分がたてる音の波に追いつこうという勢いで進んでいるのです。このように音の速さより少し遅い速さで飛行する飛行機を遷音速旅客機といい、現在国内で使用されている旅客機のほとんどがこの種類に入ります。

出典:JAL

JALのサイトで音速より少し遅いくらいという解説がされています。本当はもっとスピードは出ますが、これ以上速度を出すと機体のバランスや安定感が失われますし、乗客の乗り心地が悪くなり体調を崩す恐れも出てきます。現実的に900キロが限界というわけです。

船の最高速度はノットという単位で計測されます。貨物船で24ノット、時速で44キロ程です。軍艦などでも40ノットが最高速度で、時速75キロ前後となります。

サーキットを走るF1の最高時速は300Km。ジャンボジェット機は時速900Km。地球を回るスペースシャトルは何と時速28,000Km という速さです。

出典:福岡県青少年科学館

自動車ではF1がレース用マシンとして300キロの速度が出せます。そして一般人が利用する際の最高は旅客機ですが、スペースシャトルは何と28,000キロというから驚きです。宇宙を旅するにはこれだけのスピードが必要になってくるのです。

人間はくしゃみや咳で新幹線を上回ります

実は人間のくしゃみや咳の速度は、新幹線を上回ることがあります。。

くしゃみによって吐き出される呼気の速度は、なんと時速320kmにまで達することもあります。たった一秒で、およそ90メートル先に届くほどの速さです。ちなみにせきは時速160kmものスピードがあります。チーターの速度は110kmなので、それと比べても勝る速さです。

出典:マイナビ

何と時速320キロというから驚きです。上回ると書きましたが、速度は前後するので上回ることもあるという言い方が正しいでしょうか。くしゃみは320キロですが、咳は160キロとなり、半分の速度になっています。確かに一瞬のつらさは、くしゃみの方が強くなりますよね。

しかしこの速度はずっと続くわけではなく、初速の速度となります。つまり最初の一瞬だけこの速度が出るという形です。

目の前で咳やくしゃみをされると手遅れ

320キロにしろ160キロにしろ、この速さで飛んでこられては避けれません。目の前や近くで咳やくしゃみをされてから、顔を背けたり息を止めたり口や鼻を塞いでも手遅れという事が分かります。

ウイルスがこの速度で飛び、唾液が時速30キロ位で遅く飛んできます。この唾液に感染すると飛沫(ひまつ)感染と呼びます。

新幹線並みの速度を出すことが出来る、人間はすごい生物だと改めて感じさせてくれます。それと同時に周囲へのエチケットとして、体調が優れないときはマスクをして撒き散らさないようにしたいものです。